New York近代美術館(MoMA)

ニューヨーク近代美術館MoMAは、従来のギャラリーデータベースシステム(TMS)を拡張し、コレクション管理の価値を最大限活用するため、デジタル資産管理ソリューションとの統合システムを構築しました。

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MoMAは、絵画や彫刻、工業デザイン等15万点以上のコレクションを保有しています。また、その中には、22000以上の映画やビデオが含まれており、それに関連したスチール画像やポスター、脚本等の文書ファイルも管理されています。これらのコレクションをデジタル化し組織的な管理をすることは、世界中の現代美術の教育研究拠点の中心としての地位を維持するために大変重要なことでした。

デジタル資産管理ソリューションの選択
デジタル資産管理ソリューションの導入以前は、米国の主要ミュージアムで用いられている収蔵品データベース(TMS)を利用していました。また、コレクションデータとは別に、展覧会の画像や建物、敷地内の画像、法的文書ファイル等、2TBのファイルデータがCDやハードディスクに保管されていました。
急速に増え続けるコレクションに対し、既存のデータベースの増大が管理パフォーマンスにも影響を及ぼすことを避けるため、高度な管理機能ツールが必要だと考えたMoMaは、以下の条件からなる管理ツールを検討しました。

  • 世界中にいる利用者にアクセス制御可能なセキュリティで保護されたウェブ接続
  • 簡単に管理機能へとアクセス可能なユーザインタフェイス
  • 様々な用途に再利用可能なファイル処理能力
  • 利用者の環境に左右されないマルチプラットフォームのサポート(Mac, Windows, 主要ブラウザ)
  • 拡張性

”これら検討条件と既存システムやアプリケーションとのシームレスに統合できるデジタル資産管理ソリューションを徹底調査した結果、ネットエックスポージャーのソリューションを選択した。”

WEBサービスAPI
ネットエックスポージャーのデジタル資産管理には、WEBサービスAPIが開発モジュールとして提供されており、外部システムからアプリケーションをリモートコントロールで制御することが可能です。API自体は標準に準拠したApache’s Axis Webサービスフレームワークで構築され、JAVA及び.NETでの相互運用を実現します。WebサービスAPIは、NetXposure5へのHTTPアクセスを介してSOAP- RPCを提供し、ドキュメント、サンプルコード、およびJavaラッパーコードが含まれています。
これは、標準的なWEBサービスプロトコル(SOAP, WSDL)通信が可能なシステムであれば、既存のデータベースシステムとの一体化が構築され、ネットエックスポージャーのデジタル資産管理システムから多様な管理機能の操作をWEBユーザインタフェイスを介さずに自動化することを可能にします。

デジタル資産管理とTMSデータベースのコミュニケーション
MoMAは、既存のデータベースシステム(TMS)とWEBサービスAPIが装備されたデジタル資産管理システム、この2つのシステム間で応答処理をスムーズに実現する事が重要な課題でした。
具体的には、各オブジェクトに関連したメタデータ(アーティスト名、タイトル、日付)と、そのオブジェクトに関係のある媒体のメタデータ(前後左右アングルの情報、色域、ディスプレー上の色指定等)情報をシステム間で共有することが必要でした。
この2つのシステム間の会話を実現するには、共通のリンクから接続することがキーポイントになります。
WEBサービスAPIは、その2つのシステム間の情報共有のために用いられました。

A)タグの照合
A)照合と配置